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点字ブロックのうえで目を閉じてみること

お昼、過ぎ。

学校でお弁当を食べたのに、忘れ物をした私はアパートに戻り、再登校していた。

授業の時間だ。誰もいない構内。すれ違うこともなく、1人。


ふと、遊ぼう、と思った。


足元には、点字ブロック。
これをたどれば、農学部に行ける。

目を閉じた。

足元を頼りに、足の裏の感触を頼りに、歩く。
小さな橋を渡り、看板にぶつかることもなく、ゆっくり、ゆっくりあるく。

長方形を感じていた足の裏が、ふと小さな円を感じる。交差点。とまれ、と。

薄眼を開けて、

誰も来る気配がないので、目を閉じ、そのまま渡った。

ゆっくり、ゆっくり。

足元に、縁石の気配を感じて、目を開けた。

目の前にあるのは、点字ブロックを自転車から守るために設けられた、プランターだった。


まっすぐ歩けば、もう一度点字ブロックの上を歩けるはずだった。
目を閉じた、それだけで、まともにまっすぐも歩けない。
交差点。ほんの5mない距離が、目を閉じただけで何秒かかっただろう。


私には、駐輪場から校舎までの、ただの遊びだった。
この世界を、生きてる人がいるのは知ってる。
でも、私はそこで、遊んだ。

自分が、少し情けなくなった。
同時に、遊びのつもりだったけど、やってよかったと思った。


知らないことの方が多いこの世界。
1つ、その中のたった1つを知った。
だったら、きっと今後1つ以上は、役に立てられるはず。


生きてるうちは、もう少し、周りを見て、生きていきたい。そう思った。
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